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金崎内科医院

〒362-0812 埼玉県北足立郡伊奈町内宿台3-40

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院内報2019年12月1日号を掲載しました

<かぜ情報>

インフルエンザが少しづつ増えてきているようです。本格的な流行は年内から始まりそうです。
胃腸炎も毎年冬に確実に流行しますが、これも流行始まっているようです。合わせてご注意ください。

<インフルエンザワクチン接種開始のお知らせ>

現在、インフルエンザワクチンの接種を実施しております。
毎年、ワクチンの供給が不足する事態になることと混雑回避を考慮し、予約制とさせていただいでおります。予約は電話か受付での直接の申し込みのみとなります。ネットでの予約はできません。
当院に慢性疾患で定期通院されている成人に関しては定期受診当日にお申し出があれば予約なしでも接種させていただきます。

<糖尿病教室のお知らせ>

12月7日(土)17:00に恒例の糖尿病教室を開催いたします。場所は今回も県民活動総合センターになります。参加ご希望の方は事前の申し込みをお願いいたします。
今回のテーマは糖尿病合併症と高血圧、塩分についてです。奮ってご参加くださいませ。

<診療時間の変更予定のお知らせ>

来年(令和2年)4月より、水曜日と土曜日のいずれも午後の診療は中止とさせていただきます。ただし、土曜日の午前からの診療は13:00まで延長いたします。どうかご周知くださいませ。

<年末年始の休診のお知らせ>

12月29日(日)~1月3日(金)は年末年始の休診とさせていただく予定です。

<院長早退のお知らせ>

12月5日(木)の夕方は院長は早退させていただきます。前院長が代診いたします。

<糖尿病コーナー>

いまやコンビニはなくてはならない時代です。多くの人がコンビニで食事を買っていると思います。私もコンビニで買って食べることがあります。糖尿病で通院されている患者さんにもお話しをきくと申し訳なさそうにコンビニで食べていることを申告されています。家で手作りの料理を食べた方がいいのはわかっているのだけど・・・、といった風に後ろめたく思っているようです。しかし仕事などで忙しいときはやはり便利なコンビニは避けられないでしょう(そもそもコンビニ(コンビニエンスの略は「便利な」)という意味です。コンビニで食べるときの注意点などいくつか挙げてみましょう。まずは、やはり炭水化物(糖質)の比率が多くなってしまいがちなことです。炭水化物はやはり手軽に食べやすいのでついつい偏りがちになってしまうと思います。例えば、おにぎりと、カップラーメンとかおにぎりと菓子パン、おにぎりとポテト、といった組み合わせです。これでは炭水化物だけの内容になってしまうのはご自身でもお気付きになっていると思います。主食となるもの以外のもは食べるにもひと手間かかるのでつい避けてしまうのではないでしょうか。個人的にお勧めなのは鶏肉のササミ、枝豆、魚肉ソーセージ、カップスープ各種といったものです。これにサラダを付ければとてもバランスが良くなります。少しカロリーが高くなりますがレジ横にうっている唐揚げや焼き鳥、なども量に気を付けていただければ食べてもいいと思います。また、おにぎり2個は血糖が現在高め、とかもっと体重を減らしたいという場合には多すぎると思います。おにぎり1個だけときいて少なく感じる方もいるかもしれませんが、2個だとご飯大盛りに相当します。またおにぎりはできれば食事の後半または最後に食べていただきたいです。おにぎりを食べない場合の選択肢としてお勧めなのがサンドイッチです。サンドイッチのパンは薄くて糖質が少ないうえに野菜やお肉も一緒にとれてバランスもいいです。逆に菓子パンはなるべく控えましょう。菓子パンによっては糖質が少ないものもあるので、記載されているカロリー量や糖質をチェックする癖をつけましょう。寒い時期には肉まんも売っていますが、肉まん1個はおにぎり1個と炭水化物もカロリーもほぼ同じですのでやはり注意が必要です。

<院長の日記>

映画「男はつらいよ」で渥美清が演じた寅さんの子供時代を描いたドラマが10月から11月にかけてNHKで放送されました。確か45分くらいのもので全5話でした。寅さんファンの私にとってはとても面白かったです。中学校に入る前とその後でそれぞれ2人の子役が寅さん(寅次郎)を演じたのですが、演技がうまいうえに寅さんによく似ているというか、子供時代の寅さんのイメージとしていかにも、という感じでした。もうドラマが終わってしまったのでネタバレになりますが書かせていただきます。寅次郎は柴又の帝釈天の参道にある団子屋を営む父がたまたま親しくなってしまった芸者に産ませた子どもです。父親は道楽もので家業に全く身を入れず、妻と自分の父(寅次郎の祖父)がお店を切り盛りしています。この血のつながっていない父の奥さんが、生まれて間もなく団子屋の軒先に置手紙と一緒に捨てられていた寅次郎の育ての親になります。とても愛情深い女性で寅次郎を自分の子供として育てます。寅次郎もそんな養母が大好きでした。この養母は美しい人だったようで、寅さんが美人に惚れやすいのもこの人の影響であることが示唆されています。寅次郎という名前は「御前様」(映画では笠智衆が演じていましたね)がつけてくれたものです。さて、父と養母には既に男の子がいて寅次郎の腹違いの兄になります。寅次郎と違って病弱で勉強のできる子でしたが、母親と同じで寅次郎にとてもやさしく、仲良く育ちました。やがて夫婦に女の子が生まれました。さくらです。寅次郎はさくらがとても可愛くて赤ん坊のころからよく面倒を見てあげていました。さくらもこの「お兄ちゃん」が大好きで、映画で描かれる2人の絆の背景がよくわかります。やがてさくらは小学生のときに寅次郎の母親が別の人であることを知って大変ショックを受けます。そして「お兄ちゃんがかわいそう」と泣いてしまいます。父は逆に寅次郎にいつもつらくあたり、実の父親なのにまったく愛情をいだいていないようでした。寅次郎も腕白少年である一方でとても繊細でもあり(映画での寅さんもそうでしたね)、自分の居場所が本当はここではないのではないかと時に悩み、時に家族に気を使いますが、養母は寅次郎のそんな複雑な心情を理解してくれていつもやさしくしてくれたのでした。父には弟があり、その弟には気立てのいい奥さんがいますが子供はいません。家業には全く役にたたない父に代わってこの弟夫妻が店を手伝い、寅次郎にも気がねなく接してくれます。この弟夫妻が映画では団子屋を切り盛りする「おいちゃん」と「おばちゃん」になります。映画には寅次郎の両親、義兄は、祖父は出てきません。すでに亡くなった、いう設定になっています。義兄は戦争中に病気で亡くなり、祖父、さらには養母も病気で死んでしまうのです。中学の時に養母が死んでしまった後、それまで我慢していた父への鬱屈した思いをぶつけ家を飛び出してしまうのです。そのときもさくらが行かないで、といって止めますがその別れのシーンがとても印象的なのでした。映画と同じでとにかく家族の暖かい人情が全話を通して描かれており、毎回胸をうたれました。この話も原作は山田洋二監督です。いいドラマでした。(タコ社長もちょっとだけ出てきます)。