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金崎内科医院

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院内報2021年5月1日号を掲載しました

「5月病」という言葉ありますがここ1年、社会的にはメリハリのない、つけられない日々が続いています。他のことに気を取られているうちに季節が過ぎているような気がします。5月は新緑の季節。まだ梅雨や暑い夏の前の束の間の穏やかな時期なのかもしれません。

<かぜ情報>

4月からは風邪症状で受診される方がやや増えているようです。2回目の緊急事態宣言が明けて社会活動がやや戻ったせいでしょうか。5月始めの時点では埼玉はまだ緊急事態宣言はされていない状態ですが、新型コロナを含めて余談を許さない日が続きそうです。

<新型コロナウイルスのワクチン接種について>

5月から高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種が開始されます。前回も触れたように伊奈町は各医療機関で手分けをして接種を行うことになり、今のところ集団接種はありません。予約は問診票や案内が届いてから役場(保健センター)で一括して受けつけをし、そこで接種医療機関に割り振られます。当院でも接種を行いますが、院内のスペースや通常診療と平行して行うことなどの事情で申し訳ありませんが希望者全員が当院で接種できないということになると思います。他のより大きな医療機関での接種を提案されるかもしれませんが、その機会を利用して早めに受けることをお勧めします。問診票に記入する事項で主治医から接種を受けていいと言われていますか?という質問に答えるところがあります。他のワクチンでの強い副反応や薬や食品でアナフィラキシーと呼ばれる症状を起こしたことがある場合には接種は慎重に判断をした方がいいかもしれません。持病のことを含め、接種できるかの確認は電話や当院を定期受診された際にお答えしますのでお問い合わせください。また当院で1回目のワクチンを接種した場合は自動的に3週後の同じ曜日の同じ時間に受けていただくことになります。2回目の予約は当院で行いますが、1回目に摂取した際に2回目の日付が記入された書類をお渡します。ワクチンには数に余裕がなく、予定された分だけしか配送されません。なんとか予定を合わせていただきたいと存じます。

<糖尿病コーナー>

今回はちょっと厳しいお話しかもしれません。糖尿病患者さんの死亡原因についてです。誰にでも死は訪れます。死は平等です。死について考えるのはつらいかもしれませんがここはあへて現実を直視したいと思います。まず、糖尿病の有名な合併症は、腎症、網膜症、神経症です。この3つを合わせて「細小血管症」と呼びます。さらに狭心症や脳梗塞についても糖尿病は危険因子となります。これらは「大血管症」と呼びます。以前から糖尿病患者さんの死亡原因は、糖尿病ではない人に比べてこれら血管障害によるものが多い傾向でした。しかし、これらの死亡原因に占める割合が徐々に減ってきています。これはおそらく糖尿病の治療方法の進歩によるものと思われます。一方で糖尿病患者さんの死亡原因の比率として多くなってきたのが癌と認知症です。もともと糖尿病ではない人でも癌でお亡くなりになる人は多いので糖尿病とそうでない人の差がなくなってきたとも言えるでしょう。一方で糖尿病のある方が癌にかかる確率がやや高いとする説もあります。日本にはまだしっかりしたデータはなくあくまでも海外からの報告ですが、それでも血管障害程の差はないと言われています。もしあったとしても今後さらに治療法が進歩すれば癌においても差はなくなってくるかもしれません。糖尿病の治療の目標は糖尿病のない人と同様に健康な生活を送れるようにすることです。例えば糖尿病の合併症として有名な下肢の壊疽や切断ですがこれも減っていることが指摘されております。また、新たに人工透析が必要となる原因疾患の糖尿病が占める割合もここ数年減ってきています。代わりに増えているのが「腎硬化症」です。腎硬化症は加齢と高血圧が原因で起きます。それだけ高齢化が進んでいるということです。高齢化は病気ではないのでそれだけ医療が進歩しているということです。癌も認知症も高齢化の寄与するところが大きいです。究極的には病気の治療が進んで最後に残るのが加齢ということでしょうか。とにかく糖尿病治療の目標には少しずつ近づいているのだと思います。

<院長の日記>

以前は休日の夜は家族で外食することがありましたが、新型コロナウイルスの流行でその機会は減ってしまいました。代わりに休日の夜に私がテイクアウトのお弁当や一品を買いに行くことが多いです。なかでも幸楽苑の鶏の唐揚げを買ってくるように家内に頼まれことがたびたびありました。ラーメンのタレで味付けをしているようですがなかなかおいしいです。しかし、買ってきてその日の夕食に出してもらうことはありませんでした。翌日以降に子供たちと家内で食べているようなのです。平日は仕事や学校で帰宅時間がバラバラなので夕食の時間もバラバラ、私はたいていは一人で食べているので唐揚げを食べているところを見たことはありませんでした。あるとき、部活のため私より帰宅が遅かった娘がちょうど私が食べ終わった頃に食べ始めました。よく見ると娘の配膳にはあの鶏のから揚げがありました。直前の私のにはありませんでした。その時あんまり恐い形相で私が唐揚げを見ていたのかもしれません。娘が「お父さんどうしたの?」と聞いてきました。私は家内に聞こえないようにこっそりと「その唐揚げ、お父さんにはなかった」といったらニヤニヤ笑っていました。「食べてもいいよ」と言われたのですがなんだかそれも情けないので遠慮しました。あるとき、またいつものように唐揚げを買ってきたときに思い切って今すぐ食べたい、と家内に申し出ました。「仕方がない」といった顔をして出してくれました。なんだかいい年をして私が駄々をこねたような雰囲気になって気まずかったです。最近、ある平日の夕食にあの唐揚げを出してくれたことがありました。やっと思いが通じたと喜んでいたところ、たまたま同時に夕食をとることになった息子の配膳をみてびっくりしました。唐揚げの変わりにハンバーグがでていたのです。しかも家内の手作りのようでおいしそう、そっちの方がよかった・・・。娘の時には私より一品多く、息子の時にはハンバーグの代わりに。なぜでしょう。私の健康のため?子供たちの栄養のため?あまり問いただしてもパワハラ、モラハラととられかねないので何も言わないでいます。