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金崎内科医院

〒362-0812 埼玉県北足立郡伊奈町内宿台3-40

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院内報2020年8月1日号を掲載しました

PCR陽性者数をチェックするのがもはや日常になってきてしまいました。1ケ月前に個人的には重症者数に注目している、と書きましたが、1ケ月経っても思ったよりは増えていないようです(特に埼玉は全く変わっていません)。ただしこれが何を示唆しているのかはわかりません。季節のせいなのか、年齢層のせいなのか、治療法の進歩のせいなのか、ウイルスの変異のせいなのか(東京・埼玉型なんて言われますね)・・・。
ところで今年の梅雨は長かったです。暑い日が続くのも大変ですが、ずっとジメジメしていると気分まで上向きません。これから遅い夏の始まりですね。

<かぜ情報>

緊急事態宣言解除後はやや増えましたが、その後は落ち着いています。つまりかぜ症状で受診される方は少ないです。胃腸炎症状を伴うかぜがやや増えています。
下記のように発熱などがみられる場合にはネット予約ではなく事前にお電話で予約の受け付けを承りますのでよろしくお願いいたします。

<当院での新型コロナウイルス感染対策の取り組みについて>

新型コロナウイルスの院内での感染防止のため、以下のような体制をとらせていただいております。
まず、発熱や息苦しさ、味覚嗅覚などの異常がみられた場合には院内に入る前に受付に外からお電話をしていただきます。準備ができましたら隔離室にご案内いたしますがそれまでは車内にて待機していただきます。自動車はなるべく奥の駐車場にとめていただくようにお願いいたします。隔離室にご案内する際にも通常の正面玄関ではなく別の通用口から入っていただくようにご案内いたします。尚、症状によっては車内で診察させていただく場合もあります。また、車での来院ではない場合にはなるべく速やかに別室に誘導いたします。受診の予約ですが、発熱などの症状がある場合にはネット予約は使わず、直接当院にお電話いただくようにお願いいたします。他の患者様と接触が少ない時間をご案内いたします(午前は11:00台、午後は16:00台)。
特に症状がなく定期受診で来院された際も受け付け横に備え付けのアルコール消毒液で手の消毒をお願いすると同時に非接触型体温計にて体温をチェックさせていただきます。
院内は定期的な消毒と換気を行います。職員の毎朝の検温を実施いたします。

<ホームページで当院の混雑状況確認ができるようになりました>

待合室での密を避けるため、ホームページにて当院の待合室にいらっしゃるおおよその人数がリアルタイムで確認できるようにしました。また、予約なしで受診される場合のおおよその待ち時間も表示しています。どうしても予約なしで受診されるという場合には、受診前にチェックしていただくことをお勧めします。

<8月の夏季休診のお知らせ>

8月12日(水)~8月15日(土)は夏季休診とさせていただきます。(8月10日(月)も山の日で祝日となっております)

<伊奈町特定検診開始のおしらせ>

例年と同様に6月から伊奈町の特定検診が始まっております。伊奈町在住の国民健康保険証か後期高齢者証をお持ちの方が対象です(オプション検査となっている胸部レントゲンや大腸がん検診:便潜血などは社会保険に加入の方でも受けられます)。これまでは9月30日までの約3か月半の期間となっておりましたが、今年は新型コロナウイルス感染の流行で受診できない時期がある可能性や混雑を避けることを考慮して12月10までの約6か月間になりました。新型コロナウイルスの第2波が秋以降に起きる可能性を指摘する声もありますが、やはり今年もなるべく9月までの早めの時期に受けることをお勧めします。尚、万が一、再び緊急事態宣言となった場合にはその期間は検診も中止となります。

院長の日記

前回、古関裕而のことについて触れました。さらに多くの日本人の西洋音楽(クラシック音楽)作曲家が不当な評価を受けてきたことについても触れました。クラシック音楽の作曲家には例えばモーツァルトやベートーヴェンなど誰もが知っているビッグネームがいてもはやブランドとも言ってもいいかもしれません。モーツァルトやベートーヴェンにはかなわないにしても、誰にも知られずに忘れ去られてしまうには惜しい日本人の曲がたくさんあります。これらの曲を書いた人たちの名前を具体的に挙げてみましょう。伊福部昭、黛敏郎、芥川也寸志、武満徹あたりは聞いたことはあるかもしれません。他に、橋本国彦、諸井三郎、別宮貞雄、大澤壽人、深井史郎、團伊玖磨などの曲も私はたまに聞きます。といっても彼らの書いた例えば交響曲などをいきなり聞くのはキツイでしょう。実際、彼らも伝統的なクラシック音楽の形式の曲を書いてもそれで食べていけることはできなかった訳で、映画やテレビ、演劇の音楽を書いてそれで知られるようになっていったのです。例えば伊福部昭は映画ゴジラのあのだれもが知っている曲で有名です(「ドシラ、ドシラ、ドシラソラシドシラ、・・・」の独特の変拍子の曲です)。黛敏郎や芥川也寸志はテレビの音楽番組の司会者としてかなり露出していました。ちなみに私は芥川也寸志と黒柳徹子が司会をしていたNHKの「音楽の広場」の収録が埼玉会館で行われたときに一人で観覧にいきました。確か小学校5年生くらいだったと思います。母にジャケットを着て革靴を履いていくように言われたのを覚えています・・・。芥川也寸志は芥川龍之介の三男でダンディな風貌で人気でした。ソ連の音楽に傾倒しまだ国交がなかったソ連に密入国したことがあります。女優草笛光子と結婚もしました(すぐ離婚)。映画音楽もいっぱい書いています(代表作は例えば「砂の器」あたりでしょうか)。黛(まゆずみ)敏郎はテレビ朝日で日曜の朝に放映していた「題名のない音楽会」の司会者として有名です。代表作は「涅槃交響楽」。不協和音だらけのオーケストラの演奏をバックにお坊さんたちの「お経」の大合唱(声明)が延々続く曲です。さて、彼ら日本人作曲家の曲はどのあたりから聞き始めたほうがいいのか?個人的にとっかかりとしてお勧めなのがNHK大河ドラマのオープニング曲です。過去にこれらの曲を聞いていいな、と感じたことが少しでもあるようでしたら、素質十分です。少しずつでいいですから聞いてみるとこをお勧めします。日本には不思議なことにほぼ日本人だけで構成されるプロのオーケストラがたくさんあるので、西洋の有名な作曲家の曲ばかりではなく、是非積極的に日本人の作った曲を「発掘」して欲しいです(最近、伊福部昭や貴志康一あたりが取り上げられるようになった気がします)。なんだかオタクな話に今回はなってしまいました。最後に最近判明した衝撃的な事実をご紹介します。私の母校、さいたま市立東浦和中学校の校歌を作曲したのは古関裕而でした。不覚にも知りませんでした。もちろん今でも歌えます。そういえばなんとなく堅苦しくなく飽きない曲というか心にちょっとひっかかる曲調だなと感じながら歌っていたような記憶が・・・。
(今回も紙面の都合で糖尿病コーナーはお休みです。次回は必ず書きます。)