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2018年7月1日号

2018年7月1日号

予想どおり、夏が早く始まってしまいました。長い夏になるのか、早く秋が来るのかはわかりませんが厳しい夏になると思っておいた方がいいでしょう。体調管理、特に熱中症にご注意ください。最近の暑さは「半端ないって」と実感されているでしょう。

 

<かぜ情報>

特定の感染症の流行は7月初めの時点ではみられません。いわゆる一般的なかぜと胃腸炎で受診される方はいらっしゃいます。今後は小児のヘルパンギーナや手足口病が増えるかもしれません。


<夏季休診のお知らせ>

8月11日(土)~815日(水)は夏季休診とさせていただきます。

811日は祝日、12日は日曜です)

 

<糖尿病コーナー>

623日に恒例の糖尿病教室を開催いたしました。お陰様で、盛況な会となりました。今回のテーマは「災害時の糖尿病」でした。参加できなかった方のため、そこでお話しした内容をまとめてみたいと思います。災害に遭ったときに、まずするべきことは自らの命を守る行動です。当然のことです。これは糖尿病があるかないかに関係ありませんね。幸いにして命が助かり、大きな怪我もしなくて済んだとしてもその後、避難生活を余儀なくされるかもしれません。今回はこの場合を想定します。避難生活で注意すべきことは被災してからの時間経過とともに変わってきます。まず、被災してから3日目くらいの「超急性期」では、食事のバランスや内容はあまり気にせずに、食べられるものをしっかりと食べることです。このときに水分を摂ることが必要です。過去の震災の場合にも水が確保できても、トイレが使えないために水分補給を我慢してりしまう人が多かったそうです。ですから、携帯トイレセットを準備しておくことは食糧の準備と同じくらいに重要です。水分を摂らないとエコノミークラス症候群や脳梗塞などの危険性が高くなります。次に被災してから1週間くらいまでの「急性期」です。避難所で支給される食糧や災害用に保存食だとどうしても炭水化物が多くなりがちです。パンやおにぎり、インスタント食品ばかりとなるかもしれません。栄養のバランスは仕方ありませんが、ある程度適量を把握しておきましょう。例えば、1回の食事ではパン1個とおにぎり1個、さらにジュース1本といった程度です。もちろん、救護や後片付けなど体を動かすことが普段より多い場合はもう少し食べてもいいかもしれません。ストレスが強くなると血糖は上がりやすくなります。炭水化物の多い食事の状況も重なってより高くなりやすい状態かもしれません。すこしでも血糖の上昇を抑えるためにもゆっくりと食べることをお勧めします。被災してから2週目以降の「亜急性期」では、それなり食糧の流通やインフラの復旧が進んでくるかもしれません。食事に関してはなるべく食物繊維の多い食事をとるように心掛けましょう。缶詰やレトルト食品が手に入った場合はごはんと混ぜて食べてみるのも一つのコツです。加工食品では塩分が多くなりがちなので煮汁などは残すなどした方がいいでしょう。もし、火が使えるようになっていれば鍋などにしてみるのもお勧めです。避難生活では様々ことに気を付けなければいけませんが、あへて強調するなら衛生面への配慮でしょう。集団生活で感染が広がりやすくなりますし、冷蔵庫が使えないうえに長期に保存しておくと食品自体が感染の原因となってしまいます。食器にサランラップを敷く、ペットボトルの回しのみをしない、ウエットティッシュを使う、トイレやゴミ捨て場に行くときには特に手洗いやマスクを使うなどの注意が必要です。さて、最後はお薬です。日頃から手持ちのお薬を余裕をもって確保しておくことをお勧めします。2週間くらいあれば安心でしょう。いつもより少し早めに受診する、ちょっと日数を多めに処方してもらうことを23回すれば2週くらいの在庫の余裕はすぐにできるでしょう。1型糖尿病の方は絶対にインスリンをきらさないように手元の在庫の管理は絶対に余裕をもたせておいてください。くすりがなくなって、臨時で他の医療機関で処方を受けざるを得ないこともあるかもしれませんが、このときには薬手帳が多いに役立つと思います。日頃から貴重品と一緒にしておくことをおすすめします。1型糖尿病方やインスリンを多量に必要とする2型糖尿病の一部の患者さん以外はお薬がきれてもすぐに体調に影響する自体にはならないと思います。慌てないでください。紙面の都合でここまでしか書けませんが、何か心配なことがありましたら、受診時に医師や看護師にご相談ください。


<院長の日記>

歴史が好きな人にとって特に人気がある時代は戦国時代と明治維新のようです。戦国時代は確かに面白いですが個人的には今はその前の南北朝から室町時代末期の方に興味があります。そして、明治維新ですが、個人的にもともと苦手でした。西洋列強に遅れをとってはならないと気付いた志士たちが、旧体制の象徴である江戸幕府を倒して日本の近代化の礎を築いた、といったやや美化されたストーリーが一般的でしょう。しかし、あくまでも後世からみたストーリーだと思います。私は大義名分があれば、何をやってもいいという考えは大嫌いです。明治維新はそういう側面があると思います。多くを語らずともわかる人にはわかるでしょう。尊王攘夷の名のもとにテロと戦争を仕掛け、幕府が倒れたら手のひらを返したように西洋文明を取り入れて、古き良きものを捨ててしまう。近代化のもとに、国を強くするために国民の生活を犠牲にする政策と教育の名のもとに国民を洗脳していった元凶は明治維新にあると思います。そもそも日本は太平洋戦争で敗戦となり、その過程で自国のみならず近隣諸国に多くの犠牲者を出しました。戦後は国民みんなで反省するということになりました。しかし、どこの時代までさかのぼって反省したのでしょうか。おおかた満州事変の前後、さらにさかのぼって、朝鮮併合、せいぜい日露戦争直後あたりまででしょう。司馬遼太郎の影響でしょうか、日露戦争あたりまでは良かったがその後に世界と自らを見誤ったという見方が支配的のような気がします(私は「坂の上の雲」のあまりにも自己陶酔的な世界に全くついていけません)。天皇主権で国民が臣民とされる大日本帝国憲法、その思想をさかのぼると明治維新まで自然と行きつくはずです。明治維新を擁護する論として、もし江戸幕府をあの時点で潰さなかったら、日本は中国(清)のように欧米列強に植民地化されていた、というのがあります。近代化と合理化は必要かもしれませんが、あそこまで強引なやり方でよかったという論拠にはならないと思います。最近になって明治維新が過ちであったのでは、といった見方の書籍がいくつか出版されるようになりました。自分が明治維新に抱いていた違和感がようやく腑に落ちるような思いになりました。さらに自分なりに考えてみました。日本人は伝統や和を尊ぶ民族かもしれませんが、一方で自分たちのその非合理的な側面もなんとなくわかっていて、引け目を感じているため、外圧などがきっかけでいったんスイッチが入ると極端な反動を起こすことがある、とでも言うのでしょうか。もともと中国や西洋諸国に対してどうにも抜けきらないコンプレックスを抱いていて、自分たちでも気づかないくらいの不安感がずっと根底にただよっているような気がします。今でも、外国が日本をどう見ているのか、を気にしすぎていると思います。この焦りのような感情と「正義」が結び付くと危険なことになるような気がします。今後も日本はどういう国になっていくか、と考えていくにあたり明治維新を「反省」することから始めるのも方法の一つではないでしょうか。今回は歴史をちょっと熱く論じてしまいました。

2018-07-07 23:10:14

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