2026/11/06
長雨から一転、さわやかな晴れの日が多くなりました。これが秋空でしょうか。
これから気温も下がってあっという間に冬になってしまうのは惜しいところですが長期予報では気温は高めが続くとのことです。
この時期の「気温高め」はありがたいですね。
<かぜ情報>
かぜ症状で受診される方は多くなっています。
インフルエンザは9月末までいったん増えたあと10月に入ってやや落ち着きました。今年は早めのピークが来ることも覚悟していましたが、小流行程度でした。
やはりインフルエンザは低温と乾燥が大流行の条件なのでしょう。これからは確実に増えて来ると思います。
<インターネット予約サイトの変更について>
12月2日午後からインターネット予約システムをリニューアルします。これまでご利用いただいていた方にも改めての登録が必要になります。
従来からの予約システムから誘導がありますのでお手数ですが再登録をお願いいたします。
LINEからも予約できるようになりますし、LINEを通じての当院からのお知らせの配信も予定しています。
来年からはインフルエンザワクチンの予約もここからできるようにする予定です。
<インフルエンザワクチン接種について>
10月1日からインフルエンザワクチンの接種を開始しています(昨年と同様です)。
今年は流行が早まるとの報道から10月に既に多くの人が予約と接種を済ませており、11月はまだ空きがあります。
当院に慢性疾患などで定期的に受診されている方には定期受診の日に希望されれば予約なしでも接種をいたします。例年と変わらない体制です。
経鼻タイプ(対象者が2歳~19歳未満)は供給量が少ない状態が続いており、ご希望されてもすぐには受けられない状態が続いています。
<糖尿病コーナー>
秋は柿など果物もおいしいですが、栗も多く採れる季節です。
栗は商品としても売られていますが、この時期は道端や場合によっては自宅の庭にたくさん落ちているので、それを拾って「タダで」食べることができます。ましてやそれがおいしいとなれば、ついたくさん食べてしまうかもしれません。
栗は味や食感にちょっとクセがあるので、人によっては苦手な人もいるかもしれません。私も子供の頃は苦手で、母がたまに作ってくれた栗ご飯はあまり好きではありませんでした。それを言うと怒られるので黙って食べていました。
さて、栗は木の実なのでしょうか、果物なのでしょうか。
じつは栗は木の実でもあり、果物でもあります。そもそも木の実と果物の区別は明確ではなく、木にできる果実を木の実と言う一方で、甘い果実を果物と呼んだりします。果物の定義は曖昧なのです。
スイカは野菜だ、と主張する人がいますね。それはほぼ正しいのですが、食品としては果物としての扱いになっています。この辺りはややこしいので省略します。
栗は慣例上、果物として扱われません。木の実と言っていいと思います。正確にはブナ科クリ属の樹木になる果実です。そして私たちが食べているところは種子の部分に相当します。
栗の果実は植物学的には「堅果(けんか)」と分類されています。果実なのですが、いわゆる果物のように種子の周りに甘い果肉はなく、数層の堅い皮の中に種子があるのです(一番外にトゲがあり、その内側にもとても硬い殻がありますね)。
なんだ、栗は種なのだから食べても血糖値が上がらないのか、と思いたくなりますが、そうではありません。
私たちが食べるあの黄色い部分は正確には種子の「子葉」というものに相当します。専門的な用語(小学校の理科の教科書には載っている言葉ですが)なので覚える必要はないと思いますが、主な成分としてはデンプンを多く含むため、サツマイモやジャガイモに近い栄養組成となります。炭水化物です。
ご存じのようにデンプンは唾液や胃の中の消化酵素によって糖に分解されます。やはり食べ過ぎには注意が必要です。
具体的には栗の可食部分100gあたりに糖質が30g含まれます。
栗100gとは大体10個程度に相当します(食べ方や大きさによって異なりますが)。コンビニのおにぎり1個あたりの糖質が40gですので、栗を10個以上食べてしまうとおにぎり1つ分の糖質となってしまいます。
食事で栗をたくさん食べる場合にはご飯の量を減らすなどの調節が必要ですし、間食として食べる場合にも数個程度にしておいた方がいいです。
頻回のインスリン注射による治療をしている場合には、追加のインスリンも考慮した方がいいかもしれません。
ここまでちょっと難しかったでしょうか?
でも食感としてもナッツ類よりイモ類に近いというのは腑に落ちるのではないでしょうか。
ちなみに落花生(ピーナッツ)やアーモンドなどのナッツ類も種子に相当します。しかし糖質は少ないです。一方で脂質は多く含みます。ですから、食べてもすぐに血糖値は上がりませんが、カロリーは案外高く、食べ過ぎると太りやすくなります。
それでも植物由来の脂質ですし、食物繊維やミネラルを豊富に含みますので、加工食品のおやつよりは健康的と言えるでしょう。
最近なにかと世間を騒がせているクマは秋には木の実を主食としています。あんなに大きな体なので肉でも食べているようなイメージですが、木の実は栄養価が高いので十分なのです。
<院長の日記>
年のせいか、最近はテレビに出てくる俳優や芸能人には自分の知らない人が多くなってきました。
もともとあまりテレビを見るほうではないので仕方がないのかもしれません。
NHKはコマーシャルがないことに加え、番組内容も自分にとっては充実しており、朝ドラと大河ドラマは見ています。
現在放送中の「豊臣兄弟!」もずっと見ています。史実とは違うことも多いのですが、娯楽として楽しんでいます。
以前も書きましたが、大河ドラマが史実とは違う、とクレームをつける人がいます。しかし、そもそも娯楽なのであまり目くじらを立てることはないと思います。
さて、知らない俳優が多いことで大河ドラマを見るのにちょっとした「支障」が出てきています。
困ったことにドラマに登場する加藤清正と福島正則が誰なのか、いつまでたってもわからない状態が続いているのです。
オープニングの字幕には俳優名が書かれていますし、頻繁に登場しているようなのですが、いまだにどっちが加藤清正でどっちが福島正則なのかはわかりません。
秀吉の大河ドラマはこれまでもたくさんありました。この2人の武将は豊臣家の成長を描くには欠かせない人物で、毎回登場してきました。「豊臣兄弟!」では2人同時に登場してきました。
私には顔が似ているように見えます。セリフも両者とも同じようなことを言っているように感じます。衣装も同じように見えます。これではいつまでたっても覚えられません。
ほぼ同じ時期に登場した石田三成も当初は区別がつきませんでしたが、加藤清正や福島正則とは意見が対立する場面があったり、一人で主人公の秀長や秀吉と会話したりする場面が多いので、最近はわかってきました。
これまでも大河ドラマでは有名な俳優を惜しげもなくたくさん起用して、すぐにいなくなってしまうという贅沢な使い方をしてきました。今回、その理由が改めてよくわかりました。登場人物が多いので、有名な俳優でないと誰なのか覚えられないということもあるのだと思います。
それに、有名な登場人物をあまり有名ではない俳優が演じても、どこか物足りなさを感じてしまうのかもしれません。
今回も武田信玄役に高嶋政伸さんが起用されていましたが、饅頭を喉に詰まらせてあっけなく死んでしまう場面だけでした。とても贅沢な起用かもしれませんが、やはり武田信玄なので、ということなのかもしれません。
また、大河ドラマは比較的年齢層が高い人が見るのではないでしょうか。それも考慮されてきていると思います。
加藤清正と福島正則は秀吉子飼いの家臣ですが、歴史上で存在感が増すのは秀吉の晩年や死後です。
加藤清正は朝鮮出兵のときに活躍し、熊本城などを築いた築城の名手でした。福島正則は石田三成と対立して関ヶ原の戦いでは東軍について、結果的には徳川家康の天下取りに協力してしまいます。歴史に詳しい人にとっても重要なキャラクターです。
今回ももう少し個性を際立たせる演出をしてほしかったというのも、クレームになってしまうのでしょうか。

