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2018年3月1日号

2018年3月1日号

今年は寒い日が続きましたが、寒がりの私でも2月の中旬頃から寒さにそれなりに慣れてきた気がします。寒いのは変わらないのですが、それを精神的に受け入れられるようになったというか、寒さを淡々としのぐことができるようになった気がします。ようやく慣れたと思ったら、もうすぐ春です。春もそれなりに苦手です。結局落ち着く季節なんかないんです。どうしてこんなにネガティブなのでしょう。


<かぜ情報>

2月途中まではインフルエンザの流行が凄まじかったです。学童については1月に小針小で学校閉鎖となりましたが、それでは終わらず、その後にやはり小針北小で流行が拡大しました。シーズン前にそうならなければいいな、と悲観的に予想したことがすべて現実化したと感じです。それでも、2月後半からは急に落ち着きました。インフルエンザウイルスもある程度広がるともう行き場がなくなるようです。代わってウイルス性胃腸炎がやや増えてきました。また学童で水痘が多くなっています。

ところで先日、北里メディカルの小児科の先生の講演をききましたが、肺炎球菌による髄膜炎が近年はほとんどみられなくなったとのことです。これは間違いなく、小児で数年前から開始された肺炎球菌のワクチンのおかげだそうです。ところが、肺炎球菌のうち、髄膜炎を起こす毒性の強い「莢膜型」は減ったのですが、代わりに別の「無莢膜型」が少し増えているとのことです。無莢膜型は感染性や毒性が弱いとされており、その理由でワクチンの対象から外れたのですが、どうやらその無莢膜型でも重篤な肺炎が起きた報告があるようで今後注意が必要かもしれません。ワクチンと細菌やウイルスとの戦いには終わりはないようですが、肺炎球菌ワクチンの効果は今後もしばらく期待できると思われますので、定期接種の対象になっているお子さんには受けていただきたいです。ちなみに子供に免疫ができると、家族への感染のリスクが減ることも期待できます。

 

<糖尿病コーナー>

前回ご紹介した注射薬GLP-1アナログの補足です。注射剤とはいえ、1週間に1回だけで自分では針を扱わないタイプが発売されて使いやすくなったこと、同じインクレチン関連薬のDPP4阻害薬よりもどうやら効果が高いことをお話ししました。さらに追加することとして、最近になり新たな報告が出ました。それはこの薬で、心血管イベント(心臓発作などのこと)のリスクが減るというものです。多くの患者さんを対照とした海外での大規模臨床試験の結果です。血糖を下げる薬は血糖を下げる効果があれば(当たり前ですが)、糖尿病の3大合併症の発症のリスクをある程度下げることは期待できます。問題なのは心血管イベントです。心血管イベントの発症を抑えるか、ではなく、そのリスクをかえって高めてしまうのではないかという危惧を払拭するデータが近年ではアメリカで求められるようになりました。そこで行われた大規模臨床試験においてリスクを高めるどころか、発症を抑えることが証明されたのです。心血管イベントの発症を抑える効果が証明された薬は実は多くありません。このGLP-1アナログと最も新しい薬「SGLT2阻害薬」(以前ここでも紹介した尿から糖を排出させる薬)と古くからあるメトホルミンの3種類だけです。各個人に合っているかや、副作用のリスクは別ですが、このような不都合なことが予想されない限りにおいてこの3種類の薬を使うことは議論において反駁することはなかなかできないくらいになりました。

 

<院長の日記>

平昌の冬季オリンピックが終わりました。私はそれほど一生懸命視聴したわけではなく、ニュースやダイジェスト版で見た程度です。むしろちょっと冷めた目で見ていたかもしれません。もちろん日本の選手が活躍してメダルをとったことはとても嬉しいのですが、競技そのものが特殊に見えるものばかりでそちらの方に興味が惹かれました。まず、冬季の競技は、当たりまえかもしれませんが、みんな「滑って」います。雪か氷の上をひたすら滑っています。つまりいかに雪か氷の上をうまく滑るか、が勝負を大きく左右します。今回はあまり日本で注目されていませんでしたがボブスレーやリュージュ、スケルトンなどは、言ってみればそり滑りです。そうきいただけでも楽しそうです。もちろん実際にはものすごい高速スピードで、滑り方にもいろいろあるのでしょうから、真面目にやっている選手には大変失礼な言い方かもしれません。そういえば、長野オリンピックのときの当時の長野県知事がスケートをみて「水すまし」みたいだと言ってしまい、マスコミにたたかれたことがあります。私はそういう見方は面白いと思うのですが。そもそも「滑走する」ということ自体は人間にとって楽しくて気持ちいいことだと思います。私もスキーをやって楽しいと感じましたし、スケートもちょっとやったことがありますがちょっとうまく滑れただけで、それはそれは楽しかったのを覚えています。氷や雪ではありませんが、子供も滑り台やウオータースライダーで嬉々として滑っています。また、「ジャンプ」という競技があります。あれはジャンプといいますが、別に鳥になれるわけではなく、したがって、飛んでいるのではなく「落ちている」のだそうです。どれだけ遠くに落ちるか、という競技なわけです。競技レベルではとても大変なことかもしれませんが、はじめは遊び感覚で楽しいものだったかもしれません。滑るだけではなく高いところから落ちる、これは楽しかったでしょう。選手も始めはヤミツキになるほど楽しんだのではないでしょうか。さて、今回女子が銅メダルをとったカーリングは中でも特殊なスポーツです。私の知るかぎり、このスポーツだけは自分が滑るのではなく、ものを滑らせています。実はいまだによくルールがわかりません。本当にわかっている人はどれだけいるのでしょうか。カーリングを全く知らない人に言葉だけで情景がリアルに浮かぶことを最優先に説明するとこんな風になるのではないでしょうか。「ツルツルに磨いた漬物石みたいなものを氷の上で滑らせて、その後デッキブラシで頑張って氷をゴシゴシ磨いて進路やスピードを調節する。そして円が描いてあるところのなるべく中心に近いところにちょうどうまく漬物石が止まるようにする。その時にビリヤードみたいに相手の漬物石をはじきとばしていい。また、女子選手はみなきれいにメイクをして半そでを着ているので、観客の中にはそういう目で見ている人もいる」。大変に失礼かつ、的確な表現ではないでしょうか。もし私が有名人ならたちまちバッシング受けるでしょう。有名人でなくてよかったです。でもこの競技、日本人に向いているように見えます。銀メダルも同じアジア人の韓国でした。他にも日本の女子がメダルをとったスピードスケートの「チームパシュート」や「マススタート」も不思議な競技です。仲間を置いてけぼりにした韓国の選手が猛烈なバッシングにあったこともありました。置いてけぼりにして、しれっとした発言をした選手もなかなか変わっていますがそれに対して署名までしてムキになって怒るなんて。ちなみにその後の順位決定戦は露骨なくらいにゆっくり滑走してみんなで一緒にゴールしていました。今回のオリンピックでもっと印象的な光景でした(金メダルをとった日本人選手、ごめんなさい)。

2018-03-04 17:53:42

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